LSDA計算のスピンの設定について

Posted by Ryosuke Akashi at November 18. 2015

東京大学理学系の明石です

spin-polarizeした系の計算を試みています。

LSDA計算において、スピン偏極の値を固定しない設定(spin_mode=2)で初期スピン偏極をノンゼロにしようとした場合、solps(あるいはsolspin)というコードで計算したspin-polarizeした原子電荷を初期値として論理機番28にリンクして読み込むという手続きが必要なのだと思いますが、solps, solspinは現状公開されていないのでしょうか(マニュアルによるとそう読めます)。

あるいは他に初期スピン偏極を指定する方法はありますでしょうか。

以上、回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

Re: LSDA計算のスピンの設定について

Posted by 吉本 芳英 at November 19. 2015

擬ポテンシャルライブラリには、スピン偏極させた状態で原子電荷分布を計算した結果が*.ichsという名前で収録されています。こちらをご利用ください。なお、収録されていない元素をご希望の場合にはこちらにリクエストしてください。

Re: LSDA計算のスピンの設定について

Posted by Ryosuke Akashi at November 19. 2015

吉本様

回答ありがとうございます。

ちなみに計算の初期スピン偏極依存性を見てみたいと思っている系があるのですが、そのような計算を行うためにはまず異なる偏極で計算したichsをリクエストする必要があるということでしょうか。

Re: LSDA計算のスピンの設定について

Posted by 吉本 芳英 at November 19. 2015

antiferroの計算をお考えでしょうか?。この場合には、入力ファイルの# initial chargeセクションをお使いください。

Re: LSDA計算のスピンの設定について

Posted by 吉本 芳英 at November 19. 2015

モーメントの値を変更したい場合にはご希望の電子配置をお教えください。