ベンゼンLUMOの縮退について

Posted by 吉澤 香奈子 at November 24. 2015

ベンゼンLUMOの2重縮退の精度が悪いときの解決策

Yoshihide YOSHIMOTO wrote:

TAPPでは電子状態の収束をローカルポテンシャルの変動量をみ て監視しています。

そのため、非占有状態を十分に収束させるためには、 別途プログラムに指示を
する必要があります。

------------------------------ ------------------------------ ---------
1) 必要な非占有状態の数よりもすこし多めに非占有状態を計算する方 が収束に
良い。ただし過剰の多いと計算時間の無駄になる。

2) 一旦ローカルポテンシャルが収束したことを確認したのち、さらに
davidson_number_diag_ 1stを20から40程度の大きめの数字に設定してもう一度
cgmrptを動かすと、非占有状態の収束度が良くなる。

このためには、
a) あらかじめ波動関数とローカルポテンシャルを保存するように設定 する
b) 最初のSCF計算を実行
b) 一旦計算が収束したら、 収束した波動関数とローカルポテンシャルを
読み込んだ状態で再度計算を始めるように設定する。なお、 原子位置が
構造最適化で動いているなら、入力上の位置も動かしておく
c) davidson_number_diag_ 1stを大きく設定する
d )再度SCF計算を実行

とする必要がある
------------------------------ ------------------------------ ---------

なおログでRESIDを検索すると、 固有値の収束度が分かる行が見つかります。

以上についてはprograms. texにも対応する説明がありますのでそちらも参照し
てください。