開発版utilのwfk2dxについて

Posted by Ryosuke Akashi at June 14. 2016

お世話になっております.

スピン軌道相互作用を入れた計算での波動関数をwfk2dxでフィールドデータに変換したいのですが,結果がうまくいっていないように見えます.

添付の等値面図はfcc-AlのGamma点の最低エネルギー準位の波動関数を開発版util(xTAPP-util-dev-160420)のwfk2dxで書き出したものです(実数化のため-p -rオプションを用いました).可視化にはtapiocaを用いました.物理的にはAl原子の周りにs軌道的な形が見えるはずですが,そうなっていません.

おそらくnumber_component=2の時のwfkデータ形式にまだ対応していないのかと推測しますが,対応するオプションなどはありますでしょうか.ご教示いただけますと幸いです.

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Re: 開発版utilのwfk2dxについて

Posted by 吉本 芳英 at June 14. 2016

xTAPP-util-dev-160614版をアップロードしましたのでそちらを試して見てください。

Re: 開発版utilのwfk2dxについて

Posted by Ryosuke Akashi at June 14. 2016

早速の更新ありがとうございます.

計算をしなおしたところ,かなり結果がreasonableになりましたが,微妙にフィールドの原点がずれているように見えます.旧utilでのSOなしwfkとの比較画像を添付します.確認いただけますと幸いです.

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Re: 開発版utilのwfk2dxについて

Posted by 吉本 芳英 at June 14. 2016

コード上、原点に関わる所は同じなので、原点がずれていることはないと思います。2成分になっているので成分の混成具合でそのように見えるのではないでしょうか。

Re: 開発版utilのwfk2dxについて

Posted by Ryosuke Akashi at June 15. 2016

原点に関わる部分は同じとの旨、承知いたしました。ご回答ありがとうございます。縮退ペアのwfkの見え方など検討の上、また報告いたします。