更新情報

Posted by 吉本 芳英 at July 02. 2013

xTAPP 13/07/01版を公開しました。

  • vbpefにおいてGamma点でない点からGamma点へ初期値としての波動関数をコピーする際に不正な領域を参照した可能性がある問題を修正しました。初期値なので大きな問題は発生しなかったものと思われます。
  • Berendsen thermostatが実装されました。
  • xTAPP-utilに分子動力学のログファイルから計算継続用ファイルを作成するツールtailmdlogが追加されました。
  • f軌道をnon-localとする擬ポテンシャルに対応しました。ストレスの計算もできます。
  • エネルギー障壁の計算手法としてhyper plane constraint法とforce inversion法が実装されました。
  • xticonvおよびstrconvの出力フォーマットとして、XYZ形式であるが、セルの周期性を用いて、孤立分子系をひとまとまりにするモードを追加しました。
  • パラメータdavidson_number_diag_1stの自動設定がプログラムの性能を引き出すのに不適切であった問題を修正しました。
  • セルの最適化だけが行われる際不必要なメッセージが出力されていた問題を修正しました。

Re: 更新情報

Posted by 吉本 芳英 at July 02. 2013

hyper plane constraint法とforce inversion法についてはシクロヘキサンの椅子型、船型の実行例がパッケージに含まれています。

Re: 更新情報

Posted by 吉本 芳英 at September 22. 2013

xTAPP 13/9/19版を公開しました。

重要な修正を含みますのでこちらへのアップグレードをおすすめします。

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vbpefにおいてGamma点の計算を実数表示で最適化しない設定に変更しまし
た。まれに、バンドがおかしな順に収束することがあるためです。原因は
隣のk点からの波動関数の引き継ぎをするとき、バンドが縮退すると通常モー
ドから実数表示モードでは単純にはうまくいかないためです。

尖った角度で軸が交差するセルにおいて、エバルト和の収束条件が不適切
に自動設定される問題を修正しました。fccセル程度であればもともと問題
ありません。また直方体セル形状であった場合でももともと問題ありませ
ん。

xTAPP-utilにvbstmのSTMシミュレーション結果からコンスタントカレント
モードに対応するSTM像を作成するツールstm2cciを追加しました。

COS展開によるフェルミ面積分のコードをOpenMP並列化しました。非常にk
点の数が多い場合に速くなります。

チュートリアルおよびCuの実行例に対称操作データを作成するための手順
についての記述を追加しました。

Re: 更新情報

Posted by 吉本 芳英 at February 04. 2014

xTAPP 14/1/29版を公開しました。

  • 重大な修正はありません。
  • 大谷、杉野によるESM機能を取り込みました。ただし、サポートされている境界条件すべてについては、テストできていません。
  • engdffrでのgm配列のサイズを抑制しました。
  • cgmrptでの構造最適化の結果を直接vbpefなどに送り込む指示、chain_job = 3が導入されました。
  • 99番出力のうちforceとstressの桁数を増やしました。

Re: 更新情報

Posted by 吉本 芳英 at February 28. 2014

14/1/29版のアーカイブにドキュメントなど付属するべきファイルが含まれていないことが

わかりましたので、含んでいるものに差し替えを行いました。(14/2/28)

Previously 吉本 芳英 wrote:

xTAPP 14/1/29版を公開しました。

  • 重大な修正はありません。
  • 大谷、杉野によるESM機能を取り込みました。ただし、サポートされている境界条件すべてについては、テストできていません。
  • engdffrでのgm配列のサイズを抑制しました。
  • cgmrptでの構造最適化の結果を直接vbpefなどに送り込む指示、chain_job = 3が導入されました。
  • 99番出力のうちforceとstressの桁数を増やしました。