金属系の電子状態が収束しない場合、入力に書いていない対称性があれば、それらを指定することで計算が安定化することがあります。この対称性には、拡張セルで計算しているときに現れる部分並進対称性を含みます。
部分並進対称性を指定する場合デフォルトの対称性の数では足りなくなることがありますが、コンパイル時にconfig.h config90.hを編集してnsymqを大きくとれば解決できます。
なお、対称性を発見する必要がある場合,FINDSYM( http://stokes.byu.edu/iso/findsym.php )などのツールを使うと良いでしょう。TAPIOCAにも対称性の入力支援機能があります。